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パルス発光基板 … WT01S

WS01Sは、ロボカップジュニア サッカー ライトウエイト/ビギナーズ競技に利用される 赤外パルス発光ボールと同じパルス赤外線を発する基板です。

ロボットの調整の時、以前使われていた定常光ボールセンサではボールの代わりに懐中電灯が使えましたが、 パルス光ボールセンサに代わってからは懐中電灯には反応しません。
とりあえず家電品の赤外線リモコンを使うことができますが、 リモコン送信機はパルス光ボールのような振幅変調をしていないので 距離や角度の違いによりセンサの反応に強弱が出せません。

この基板を使えば、距離や角度の違いを検知でき、懐中電灯と同様にボールの代わりができます。 また、オンステージでロボットにボールセンサとともに組み込んで、 発光受光間の距離を調べたり、光をさえぎる物体のあるなしを調べる制御に応用もおすすめします。

WT01S WT01S写真

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特徴

外形

WT01S外形図

P1は、電線を直接はんだづけするか、取り付け場所に合う 2.5mmまたは2.54mmピッチのコネクタを付けてください。コネクタは製品に含みません。

回路

WT01S回路図

40kHzのキャリア信号を発生し、これにRCJサッカーチャレンジ規格の振幅変調をかけます。 変調された信号は、トランジスタによる電圧電流変換回路により赤外LEDの電流になります。 電流制御をしているため、LEDの発光量は電源電圧に無関係になります。

使い方

P1に電源を接続するとD1,D2が赤外線パルス発光し、D4が赤色でゆっくり点滅(0.4Hz)します。
電源電圧が約3.2V以下になるとD4が速い点滅(4Hz)になるので電池交換してください。

指導者様へ

ロボットを使う技術教育の中で、電子回路や電子工作の教材にご利用ください。

赤外LED、トランジスタが基板上にあり、信号を観測できます。 パルス発光させていますので、オシロスコープが適しています。
赤外LEDに流れる電流はR2の端子電圧に現れます。 エミッタ抵抗で帰還をかけたトランジスタの増幅機能の説明に利用することができます。
常にパルス信号を増幅していますので、別に信号源を用意しなくても波形が観測できます。

適度な部品点数ですので、はんだづけを含む基板製作の実習材料にも適します。 しかも実用的です。
» はんだづけをうまくするには もご利用ください。